大人ニキビ

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東洋医学的見地からみるニキビ治療

皮膚疾患に限らず、西洋医学的見地からのアプローチは、その疾患に対してダイレクトに抗生物質や抗菌剤などが処方されます。
しかし、東洋医学的に見る処方はそれとは根本的に違いがあります。
例えば、ニキビ治療ひとつをとっても、まずその人の体質・嗜好・性格・生活背景などを観察するというところから始まります。
その上で皮膚症状をよく観察し、それに適合した漢方薬を処方します。

ニキビ治療によく処方される漢方薬を以下に記します。


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●刑芥連翹湯 (ケイガイレンギョウトウ)
●排膿散及湯 (ハイノウサンキュウトウ)
●清上防風湯 (セイジョウボウフウトウ)
●桂枝茯苓丸加_苡仁 (ケイシブクリョウ
 ガンカヨクイニン)

などがあります。

現時点での皮膚症状に加え、その原因がどこから来るのかを突き止めることによって、その人に本当にあった漢方を処方することが出来るのです。


難治性ニキビの根本的原因を考える

大人になってからのニキビは、治りにくいものが多いといえます。
それは、ホルモンバランスだけでなく、ストレス要因が大きく関与してくるからです。
特に女性は生理周期が大きく関係します。
ホルモンバランスが乱れていると、皮脂分泌が過剰になり、角化異常がおこります。

漢方でいう「淤血(古い血)」を取り除くことで、生理周期やホルモンのバラスが整い、新しいニキビを作らないようにすることが可能です。

●当帰芍薬散料 (トウキシャクヤクサン)
●桂枝茯苓丸 (ケイシブクリョウガン)
●加味逍遥散 (カミショウヨウサン)

便秘も大きく関係します。
一言に便秘といっても、単純な問題でもありません。
「腸内環境」という言葉をよく耳にしますが、これこそ重要なキーワードです。
腸内に老廃物がいつまでも滞ると、悪玉菌が増え、熱を持ちます。
これが皮膚表面にも現れ、熱を持った痛々しい赤いにきびが突如として出現します。

こういう場合は、悪い膿がスムーズに排出されるような漢方が効果的です。
また、皮膚の熱を冷ます漢方と併用すると、赤みの治まりも早くなります。


●大黄甘草湯 (ダイオウカンゾウトウ)

●黄連解毒湯 (オウレンゲドクトウ)
●桃核承気湯 (トウカクジョウキトウ)
●十味敗毒湯 (ジュウミハイドクトウ)

食べ物や嗜好品も重要です。
肉やスナック類、チョコレートなどは「熱を持つ食べ物」です。なるべく、野菜や魚を中心とする食生活に切り替えましょう。
炎症があるときはアルコールやタバコも控えたほうが望ましいといえます。


人間のからだも家や車と同じです。
長い間使い続ければどこからかいたみが生じ、バランスを崩します。
漢方の考えは、本来ならフラット(ゼロ)であるべきものがマイナスに傾いてしまったとき、
そのバランスを元の状態に回復するための手段の一つです。

悪い部分だけを集中的に抑制するという西洋医学との大きな違いはここにあります。
当然、漢方治療には時間がかかります。
その理由は長い間かけてバランスを崩してきたものを、即効的に治すという理論は成り立たないというところにあります。

皮膚疾患やその他の病気治療に於いても、西洋薬で即効的に炎症などを取り、漢方と併用して根本的原因治療をしばらく続けてみる、というあり方が最も望ましいのではないかと感じます。