大人ニキビ

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水毒の話

yaku_mizunomikenkouhou.jpg●水飲み健康法の明暗

水を飲むことで血流を良くする健康法が流行っています。確かに、水を飲むだけで瞬間、青魚を食べた時と同等の血液サラサラ効果があるそうです。
では、水は飲めば飲むほど健康になるのでしょうか?

答えはNOです。

水を飲みすぎれば消化不良からムクミまで様々な「不健康」が生まれてしまうことがあるのです。

漢方では、体内の正常な水液を「津液」(しんえき)と呼んでいます。血液、細胞液、組織液、および唾液、胃液、腸液等、リンパ液をも含んでいます。

作用としては、大きく2つあります。
(1)五臓六腑を含めた身体全体を潤します。
(2)血液が適当な粘稠度で順調に循環するようにしています。

逆に、体内の余分な水、病的な水の事を、「水毒」(すいどく)や「痰飲」(たんいん)と呼んでいます。
病気の原因の一つとされ、影響する場所により様々な病気が起こります。例えば、
●頭に影響すると頭痛や眩暈
●関節に影響すると五十肩や関節痛
●胃腸に影響すると下痢や吐き気や身体のだるさ
上に挙げた例は、典型的なものです。その他にもたくさんあります。

ここで例を一つ。
ムクミという症状があります。朝に顔や夕方に足のムクミが出るなどの軽いものから臓器の機能低下くるひどい浮腫まで様々です。軽いむくみは冷え性とセットの事が多く、大半の女性を困らせています。私個人は、冷え性を治さないとむくみは治りにくいと考えています。リンパマッサージやその他いろいろな方法を試しても結果が出ず、お嘆きではないですか?そんな貴女はもしかして冷え性なのではないですか?

リンパの流れが悪い、つまり、漢方的には津液の流れや排泄が悪い、ということになります。では、どうするとムクミは少なくなるのかが問題なのですが、大事なのは、お腹と腰を冷やさず、温めることです。津液の流れで大事な臓器は肺と胃腸と腎臓です。特に胃腸と腎臓が冷えてしまうと水毒は出来やすくなります。お腹と腰を温めることで胃腸と腎臓の機能を活性化することができます。勿論、足湯もお勧めします。足を温めることで腎臓の機能を効果的に活性化することができます。

漢方的な理論で考えれば、水毒を防ぐためにもっとも大事にしたい臓器は胃腸です。胃腸を良くすれば肺と腎臓が良くなります。かつ、胃腸は五行学で筋肉を司りますから、胃腸のケア=筋肉のケア=真リンパマッサージ?となるのではないでしょうか?(反対に考えるとリンパマッサージは胃腸の補助をしているのかもしれませんね。)

胃腸は日頃から大事にしましょう。根菜類を食べ、冷たい食べ物を避けましょう。
多くの冷え性、むくみ体質の方は牛乳やヨーグルトやコーヒーなどの胃腸を冷やす食べ物を習慣的に食べています。だまされてと思って2週間、休止してみて下さい。身体が少しずつ変わっていくのが分かると思います。

もう一つは特殊な例を挙げてみましょう。
皆さんは光線過敏症という病気をご存じでしょうか?
日光を浴びるとその部分が赤く炎症を起こしてしまう不思議な病気です。
この病気の漢方的解釈の一つに水毒によるとするものがあります。
水毒は元々、水なのですが、身体に長く停滞したときに熱に化ける時があります。
日光という引き金により水毒の化熱(かねつ)が促進された結果、光線過敏症という病気が出ている、と解釈しているわけです。

つまり、炎症が起こっているからといって熱を取り去る漢方薬や抗炎症剤を使っても対症療法になるだけで完治しない、水毒を取り去る漢方薬で根治せよ!という解釈です。
実際、二陳湯加味(陳皮6半夏6茯苓6炙甘草3荊芥3防風3)という薬で良くなった方もいらっしゃいます。

水毒は万病の元です。是非、注意して頂きたいものです。食事を除いて、お茶や水などは1日1.5リットル程度にしておいた方が良いと考えましょう。

img_koyama.jpg薬剤師
小山 恵司